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認知症支援の取り組みについて
認知症とは
様々な原因で脳の機能が低下し、日常生活に支障が出る状態のことをいいます。
症状としては、物忘れ、時間や場所が分からなくなる、理解力や判断力の低下、物事を計画立てて行えないなどがあります。
また認知症の症状に伴い、うつ状態、妄想、幻覚、怒りやすくなるなどの人格変化、徘徊、暴力、不潔行為などが出てくることもあります。
認知症支援体制の整備
認知症は早期の受診や認知症につながりやすい脳血管疾患の予防、閉じこもり防止などにより、ある程度予防が可能であり、発症しても早期の適切な治療により進行の抑制や、原因疾患を治療することにより改善することが可能です。
認知症予防活動や認知症の初期段階から各段階に応じた適切な対応を図るため、早期発見・早期対応の仕組みづくりや相談窓口の充実など各種の施策を推進するとともに、認知症の人やその家族が住み慣れた地域で尊厳を保ち安心して暮らせるよう、認知症支援体制の整備に取り組んでいます。
1 | 認知症初期集中支援チームの設置 | 複数の専門職が、認知症が疑われる人や認知症の人及びその家族を訪問し、アセスメント、家族支援などの初期の支援を包括的、集中的に行います。また、生活のサポートを行うチームを作成し、認知症の初期段階でのサポート体制の強化を行います。 |
2 | 認知症地域支援推進員の配置 | 認知症の疑いがある人の早期把握に努め、介護事業者等からの認知症に関する相談の受付、医療機関へ受診が困難な方への支援、地域への出前講座を実施する認知症地域支援推進員を配置しています。 |
3 | 認知症ケアパスの普及 | 認知症ケアパスとは「認知症の人の状態に応じた対応や適切なサービスの流れ」を見える化したものです。 認知症の人とその家族が、認知症と疑われる症状が発生した場合に、医療や介護サービスでどのような支援を受けることができるのか早めに知ることで、その後の生活に対する安心感につながります。 苅田町認知症ケアパス [PDFファイル/3.61MB] |
4 | 認知症カフェの開催 | 認知症カフェ事業は、認知症の人とその家族が住み慣れた地域で、安心して尊厳あるその人らしい生活ができるよう、地域住民の認知症に対する正しい理解を深めることや、認知症の人やその家族同士の交流を目的としています。 町内では「しらカフェ」(特別養護老人ホーム白川園内、電話番号0930-23-7117)で月1回開催されています。 |