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令和6年度まちの歴史講演会が三原文化会館にて行われました
山岳信仰研究の第一人者で、日本山岳修験学会理事を務める山本義孝先生を講師にお迎えし、令和6年度まちの歴史講演会(かんだ郷土史研究会共催)が行われました。講演名は、「中国洞天福地思想と東九州の神仙郷-青龍窟をめぐって-」と題され、苅田町の等覚寺集落に伝わる修験道の祭礼、国指定重要無形民俗文化財「等覚寺の松会」に深く関係するお話をしていただきました。
日本で唯一「幣切り」が残る「等覚寺の松会」が伝承されてきた所以や、青龍窟と洞天福地思想との関連性、また普智山等覚寺は豊前国府としても、重要な位置にあったことなど、思想的背景や学術的評価についてお話しいただき、参加者の皆さまにとって地域の貴重な文化財について理解を深める時間となりました。