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データで見る苅田町の環境:大気編
1.降下ばいじん
降下ばいじんは、大気中に排出されたばいじん(燃料その他の物の燃焼または熱源として電気の使用に伴い発生するすすや固体粒子)や風により地表から舞い上がった粉じん(物の破壊、選別等の機械的処理又は鉱石や土砂の推積に伴い発生し、又は飛散する物質)などのうち、比較的粒径が大きく重いために大気中で浮かんでいられずに落下(降下)するもの、あるいは雨や雪などに取り込まれて降下するものです。不溶解性物質(水に溶けないもの)と溶解性物質(水に溶けるもの)に分かれます。比較的簡易な測定方法で汚染の概要を知ることができます。
町では、町内11ヶ所に降下ばいじんの測定機器を設置しており、毎月その量を測定しています。降下ばいじんの環境基準はありませんが、町では年平均値8.0(t/k平方メートル/月)以下を目標としています。令和6年度は全地点で目標値を達成しています。
降下ばいじん測定結果(各地点の年平均値)
(t/k平方メートル/月)
地点 |
|
---|---|
令和6年度 | |
松原 | 3.3t/k平方メートル/月 |
神田 | 3.1t/k平方メートル/月 |
港 | 4.3t/k平方メートル/月 |
富久 | 2.6t/k平方メートル/月 |
南原 | 3.1t/k平方メートル/月 |
城南 | 2.7t/k平方メートル/月 |
新津 | 2.4t/k平方メートル/月 |
二崎 | 2.6t/k平方メートル/月 |
片島 | 2.6t/k平方メートル/月 |
鋤崎 | 2.7t/k平方メートル/月 |
幸町 | 4.0t/k平方メートル/月 |
全地点平均 | 3.0t/k平方メートル/月 |
令和6年度降下ばいじん測定結果 [PDFファイル/56KB]
2.その他の測定結果
役場庁舎には、福岡県が大気汚染常時監視測定局(一般環境大気測定局)を設けており、二酸化硫黄(SO2)、二酸化窒素(NO2)、浮遊粒子状物質(SPM)、光化学オキシダント(OX)、微小粒子状物質(PM2.5)の測定を行なっています。
測定結果については、福岡県のホームページをご覧ください。
ふくおかの大気環境
URL:https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/fukuoka-taiki-env.html<外部リンク>
語句の説明
※環境基準・・・
環境基本法に基づき政府が設定するもので、人の健康を保護し、生活環境を保全するうえで維持されることが望ましい基準値。大気、水質、騒音、土壌、ダイオキシン類について定められています。
参考資料
令和6年版環境白書 福岡県環境部環境政策課 令和6年12月発行