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今、地球上では、人口増加、森林開発や農地化などの土地利用の変化、これらに伴う自然環境の悪化や地球温暖化などの気候変動が生じています。また、人がこれまで立ち入らなかった自然の奥地にまで侵入するなど、人と野生動物とが接触の機会が増加しました。こうしたことにより、新型コロナウイルス感染症をはじめとする、人と動物に感染する「人獣共通感染症」が増えています。
それに備えるには「人の健康」「動物の健康」「環境の健全性」を一つの健康と捉え、一体的に守っていくという「ワンヘルス(One Health)」の考え方に基づく取り組みが重要です。私たちが健康に暮らしていくためには、地球に暮らす動物、そして地球自身も健康でなければなりません。
この考え方は、世界的に広がっており、『G7 サミット』や『生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)』など国際間の枠組みでも合意されています。
苅田町は令和5年12月1日、みやこ町と合同で「ワンヘルス推進宣言」を表明しました。
福岡県は全国に先駆けて、「ワンヘルス推進基本条例」を策定するなどワンヘルス推進の取り組みを積極的に行っています。
苅田町としても福岡県と協力をしながら、ワンヘルスの周知に努め、理解の促進や活動支援を行ってまいります。
福岡県では、全国に先駆けて「福岡県ワンヘルス推進基本条例」を制定し、人と動物の健康及び環境の健全性を一体的に守るための6つの基本指針や行動計画を策定しました。
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