光化学オキシダント(光化学スモッグ)について
福岡県では光化学オキシダントが高濃度になったときには注意報などを発令します。
注意報が発令されたら、以下のことにご注意ください。
- 屋外における作業や運動は控えましょう。
- 不要な外出を控えましょう。
- 不要な自動車の使用を控えましょう。
- 目やのどに刺激や痛みを感じたときは、洗眼やうがいをし、室内で安静にしましょう。
- 症状のひどい場合は医療機関を受診しましょう。
- ばい煙を排出している工場・事業場は排出量の削減にご協力ください。
*福岡県では健康被害状況の調査を行っていますので、注意報発令中に被害に遭われた方は保健福祉環境事務所環境課または、 役場環境保全課まで連絡をお願いします。(届出により被害を補償するものではありません。)
福岡県京築保健福祉環境事務所環境課 電話 0930-23-2380
役場環境保全課環境係 電話 093-434-1834
光化学オキシダントに関するQ&A
Q.光化学オキシダント(光化学スモッグ)って何?
A. 工場の煙や自動車の排出ガスなどに含まれる物質が、太陽の紫外線により光化学反応を起こし、光化学オキシダントという有害な物質が生成されます。この物質によるスモッグを光化学スモッグといい、ある濃度以上になると目がチカチカしたり、のどが痛くなったりすることがあります。
Q.光化学オキシダントが発生しやすい時期や気象条件は?
A. 3 月から 8 月にかけて光化学オキシダント濃度が上昇しやすくなります。日差しが強く、気温が高く、風の弱い日に発生しやすく、特に、遠くの山や建物がいつもより見えにくいなど、もやのかかったような視界の悪い日には、十分注意が必要です。
Q. 光化学オキシダント注意報などの発令基準は?
A. 高濃度汚染発生時における緊急時の区分は、その出現状況に応じて、次の 3 区分に分かれています。
【注意報】
基準測定点において、濃度が 0.12ppm 以上となり、気象条件からみて、その状態が継続すると認められるとき。
【警報】
基準測定点において、濃度が 0.24ppm 以上となり、気象条件からみて、その状態が継続すると認められるとき。
【重大警報】
基準測定点において、濃度が 0.40ppm 以上となり、気象条件からみて、その状態が継続すると認められるとき。
Q.過去に「注意報」等が発令されたことがあるの?
A.平成9年以降、苅田町において注意報は発令されていません。しかしながら、平成28年度は5月に福岡県内の複数の他市町において注意報が発令されています。
Q.光化学オキシダントの測定はどこで行っているの?
A.平成30年3月現在、福岡県下(北九州市を除く)31の大気測定局で測定が行なわれています。 苅田町では、役場庁舎に福岡県がこの大気測定局を設置しており、光化学オキシダントの常時測定を行っています。
Q.光化学オキシダント注意報の発令や解除はどうやって知ることができるの?
A. 光化学オキシダント注意報は、県知事が気象条件、地理的条件等を考慮して、当該措置を必要と認める地域を判断して、発令します。 注意報の発令や解除時には、下記の方法で皆様への周知を行ないます。
テレビ、ラジオ放送局による報道
町の防災無線や広報車による広報
福岡県や町ホームページへの掲載
福岡県「防災メール・まもるくん」登録者へのメール配信(登録方法は下記をご覧ください。)
http://www.bousai.pref.fukuoka.jp/mamorukun/ (新しいウィンドウで開きます)
Q.光化学オキシダント注意報が発令されたら、健康に影響があるの?
A.注意報が発令されても、直ちに健康に影響があるわけではありませんが、人によっては目やのどが痛くなることがありますので、病弱な人や、乳幼児・お年寄りの方はなるべく外出を控えましょう。
Q. 現在の大気測定局の光化学オキシダント濃度の数値を知る事はできないの?
A.福岡県のホームページで速報値を公開しています。
http://www.fihes.pref.fukuoka.jp/taiki/ (新しいウィンドウで開きます)
また、環境省の大気汚染物質広域監視システム「そらまめ君」で、日本全国の光化学オキシダント注意報・警報発令状況、大気常時監視時報値をお知らせしています。
http://soramame.taiki.go.jp/ (新しいウィンドウで開きます)
福岡県の光化学オキシダント情報ページは下記をご覧ください。
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/ox-info.html (新しいウィンドウで開きます)
問い合わせ
環境保全課
電話 093-434-1834(ダイヤルイン)
環境保全課の提案箱へ