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データで見る苅田町の環境:水編

ページID:0001994 更新日:2023年12月19日更新 印刷ページ表示

1.河川水質測定結果

 町では、河川の水質を町内11河川の13地点で年4回(6月、9月、12月、2月)測定しています。このうち環境基準(県指定)が適用される河川は小波瀬川および長峡川で、他の河川は類型指定がないため環境基準が適用されません。
 令和4年度は小波瀬川、長峡川ともに環境基準を達成しています。

河川水質測定結果(各地点の年平均値)

表1
河川名 測定場所 令和4年度
pH BOD(mg/l) SS(mg/l)
長峡川 長峡川大橋 7.9pH 0.8mg/l 14mg/l
小波瀬川下流 木ノ元橋 8.1pH 0.8mg/l 2mg/l
小波瀬川上流 落合橋 7.6pH 0.8mg/l 3mg/l
一口川 今古賀踏切 8.7pH 2.1mg/l 2mg/l
浄土院川 無田川合流地点 7.9pH 3.1mg/l 6mg/l
二崎川 樋門 7.7pH 5.0mg/l 7mg/l
近衛川下流 臨海公園横 7.8pH 2.1mg/l 15mg/l
近衛川上流 日豊線下 8.2pH 3.9mg/l 4mg/l
長曽川 集公園下 9.6pH 3.8mg/l 2mg/l
殿川 旧日立体育館横 7.5pH 7.9mg/l 18mg/l
井場川 10号線上 8.1pH 3.2mg/l 1mg/l
玉川 玉川橋 9.1pH 2.4mg/l 2mg/l
稗田川 樋門 8.8pH 2.6mg/l 6mg/l
全地点平均値 8.2pH 3.0mg/l 6mg/l

小波瀬川の環境基準達成状

表2
項目 環境基準
(A類型)
令和4年度
上流 下流
測定値 適否 測定値 適否
pH 6.5pH~8.5pH 7.6pH 8.1pH
BOD(mg/l) 2mg/l 以下 0.8mg/l 0.8mg/l
SS(mg/l) 25mg/l 以下 3mg/l 2mg/l

長峡川の環境基準達成状況

表3
項目 環境基準
(C類型)
令和4年度
測定値 適否
pH 6.5pH~8.5pH 7.9pH
BOD(mg/l) 5mg/l 以下 0.9mg/l
SS(mg/l) 50mg/l 以下 14mg/l

※BODは、75%値が環境基準以下の場合に、環境基準に適合していると判断されます。測定値は、75%値です。
※pH、SSは、日間平均値を環境基準値としています。測定値は、年平均値です。

調査地点図[PDFファイル/1.69MB]

令和2年度河川水質測定結果[PDFファイル/77KB]

令和3年度河川水質測定結果[PDFファイル/60KB]

令和4年度河川水質測定結果[PDFファイル/77KB]

2.海域水質測定結果

 町では、海域の水質を苅田港内外10地点で年1回(10月)測定しています。苅田町の地先海域は豊前海地先海域に含まれ環境基準(県指定)のA類型が適用されます。
 令和4年度はpHについて、環境基準を超過しました。

海域水質測定結果(全地点の平均値)と環境基準達成状況

表3
項目 環境基準
(A類型)
令和4年度
平均値 適否
pH 7.8pH~8.3pH 8.4pH ×
COD(mg/l) 2mg/l 以下 1.6mg/l
n-Hex(mg/l) 検出されないこと 0.5mg/l 以下

※年平均値を環境基準値としています。測定値は、全地点の平均値です。

調査地点図[PDFファイル/98KB]

令和2年度海域水質測定結果[PDFファイル/41KB]

令和3年度海域水質測定結果[PDFファイル/41KB]

令和4年度海域水質測定結果[PDFファイル/41KB]

3.その他の測定結果

福岡県内では、水質測定計画に基づき、国や県などの機関が180の環境基準点(河川142、海域33、湖沼5)で環境基準の適合状況を監視しています。このうち、苅田町の河川1地点、苅田町地先海域1地点で測定が行なわれています。詳細な測定結果については、福岡県のホームページをご覧ください。

ふくおかの水環境
URL:​https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/koukyouyousuiiki.html<外部リンク>

語句の説明

※環境基準

環境基本法に基づき政府が設定するもので、人の健康を保護し、生活環境を保全するうえで維持されることが望ましい基準値。大気、水質、騒音、土壌汚染、ダイオキシン類について定められています。

※類型指定

水質及び騒音の環境基準については、国において類型別に基準値が示されています。これに基づき都道府県が河川等の状況を勘案し具体的に地域にあてはめ、指定しています。

※pH(水素イオン濃度)

溶液中の水素イオンの濃度をいい、溶液1リットル中の水素イオンのグラム当量数で表します。pH=7で中性、pH<7で酸性、pH>7でアルカリ性であることを表します。

※BOD(生物化学的酸素要求量)

水中の有機物などを微生物が分解するときに消費する酸素量のことで、河川や工場排水の汚濁の程度を表す指標として用いられ、その値が大きいほど、水質汚濁が進行していきます。

※SS(浮遊物質量)

水中に浮遊している物質の量のことをいい、水1リットルあたりのミリグラム数で表します。水の汚染度が進むほど数値は高くなります。

※COD(化学的酸素要求量)

水中の有機物などを酸化剤で酸化するときに消費する酸素量のことで、主に海域や湖沼の汚濁の程度を表す指標として用いられ、その値が大きいほど、水質汚濁が進行していきます。

※n-Hex(ノルマルヘキサン抽出物質量)

水の汚染度を表す指標の一つで油分の汚染を表します。

※N.D.(定量下限値未満)

測定方法の検出限界を下回ることをいいます。

※75%値

測定データを、値が小さいものから順に並べ、データ数の75%目に当たる値であり、データが12個あれば、値の小さいものから9番目のデータが75%値となります。河川のBOD、海域及び湖沼のCODは、この75%値が環境基準値以下の場合に、環境基準を達成していると判断されます。

参考資料

令和4年版環境白書 福岡県環境部環境政策課 令和4年12月発行

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