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高齢者の入浴事故にご注意!
苅田町において、この冬に入り高齢者の浴室での事故が多発しています!
なぜ冬場に事故が多発するのか?
高齢者の浴室事故が増加する要因については、温度差による血圧の急激な変化が問題となります。
寒い場所で脱衣をすることで急激に血圧が上昇することとなり、しかも高温のお風呂に入ることでさらなる血圧上昇を招き、脳出血などの危険性がでてきます。
また、入浴効果で全身の緊張が解けることにより起こる、急激な血圧低下も危険で、意識消失を起こしたり、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞を引き起こす原因となります。
事故を防ぐには?
高齢者の入浴事故は、以下の3つのポイントを守ることにより、簡単に予防することが可能です。
- 温度差を低く抑えましょう
入浴前に脱衣所と浴室を暖めることにより、急激な血圧変化を予防できます。
浴室暖房や絶縁処理されたパネルヒーターを設置する方法もありますが、あらかじめシャワーで浴室を暖めたりする方法もありますので、各家庭で工夫してみたください。 - 十分な水分補給をしましょう
高齢者は、体内の水分量が低下していることに加え、入浴時の発汗による脱水が、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす要因となっていますので、こまめな水分補給を心掛けるようにしてください。 - 単独入浴をさける
どんなに予防対策をおこなっても、不幸にして事故が起こってしまう場合もあります。特に浴室内は音が漏れにくく、発見が遅れがちになります。
これらを防ぐには、なるべく家族やヘルパーなどが付き添い、高齢者1人での入浴は避けるようにしてください。
これ以外にも「早朝、深夜の入浴は避ける」「高齢者の一番風呂は避ける」「湯船につかる時間を短くする」などの予防方法もありますので、各家庭で工夫し事故防止を心掛けてください。